menu
閉じる
  1. 赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?
  2. 新生児黄疸の原因と数値は?症状はいつまで?治療法は?
  3. 赤ちゃんが風邪!咳、鼻水、発熱、下痢症状への対応と病院受診の目安
  4. 赤ちゃんの医療費控除とは?対象と計算式は?申請は確定申告で?
  5. シャフリングベビーとは?特徴は?原因は発達障害?
  6. 新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ…
  7. 意外と知らない予防接種ワクチンの副反応(副作用)、種類、接種方法
  8. ロタウィルス胃腸炎とは?症状、潜伏期間、治療法は?予防接種の効果は?
  9. 新生児生理的体重減少とは?原因と計算法は?異常があるときの症状は?
  10. ロタウィルスの予防接種の接種期間(時期)と料金は?赤ちゃんへの副反応は…
閉じる

乳児期の子育て

哺乳反射とは?赤ちゃんが母乳を飲まない原因は原始反射の異常?

赤ちゃん 哺乳反射

赤ちゃんは、生まれたての頃からお母さんの乳首を探し当てて母乳を飲むことができます。

しかし、乳首を探し当てるのも、吸い付いて母乳を飲むのも、赤ちゃんが自発的な意思で行っているわけではなく、生まれつき備わっている反射による反応です。

赤ちゃんが生まれ持った反射のことを「原始反射」といい、赤ちゃんの生命維持のために大切な役割を果たしています。

原始反射の中でも、哺乳に関する反射をまとめて哺乳反射といい、①探索反射、②捕捉反射、③吸啜(きゅうてつ)反射、④嚥下(えんげ)反射の4種類があります。

このページでは、4種類の哺乳反射の概要、出現時期と消失時期について紹介します。

原始反射とは

まずは、赤ちゃんが生まれつき持っている原始反射について確認しておきます。

原始反射とは、赤ちゃんが胎外の環境に適応して生きていくために必要な機能です。

反射とは、感覚器から得たある刺激に対してある反応を示すことで、脊髄と脳幹が中枢の役割を果たしています。

原始反射は、健常な赤ちゃんの場合、お母さんの胎内にいる頃に出現して、生まれたての頃から機能し、中脳や大脳皮質など高次の脳が成熟するにつれて消失していきます。

引用:乳児期の子育て

原始反射は、先天的な病気や障害のない赤ちゃんには生まれつき備わっており、赤ちゃんの胎外での生活にとって欠かすことのできない機能です。

健常な赤ちゃんの場合、生まれつき原始反射が出現して、ある時期になると自然に消滅するため、病気や障害、運動機能の発達の指標になります。

主な原始反射は、次のとおりです。

  • 交叉伸展反射
  • 屈筋逃避反射
  • 手掌把握反射
  • 足底把握反射
  • バビンスキー反射
  • ギャラン反射
  • 陽性支持反射
  • 台乗せ反射
  • 自立歩行反射
  • 哺乳反射(探索反射、捕捉反射、吸啜反射、嚥下反射)
  • 押し出し反射
  • 引き起こし反射
  • モロー反射
  • 緊張性迷路反射
  • 非対称性緊張性頸反射
  • 対称性緊張性頸反射

哺乳反射とは

哺乳反射とは、赤ちゃんが、①乳首を見つけて口を開け、②乳首に吸い付き、③母乳やミルクを飲むための一連の原始反射です。

赤ちゃんが生きていくためになくてはならない原始反射ですし、首すわりが完成する時期にも影響します。

引用:赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?|乳児期の子育て

哺乳反射は、①探索反射、②捕捉反射、③吸啜反射、④嚥下反射の4種類が、この順番どおりに起こることになります。

捕捉反射以外の哺乳反射の概要は、次のとおりです。

哺乳反射とは

哺乳反射とは、赤ちゃんが①乳首を探し当てて口を開き、②乳首をくわえて吸い付き、③母乳を飲むという一連の反応を引き起こす原始反射です。

赤ちゃんは、目がほとんど見えず、身体を動かすこともままならない状態で生まれてきます。

そのため、自力でお母さんの乳首を探したり、吸い付いたり、分泌された母乳を飲んだりすることはできません。

しかし、哺乳反射が備わっていることで、乳首が口の周辺に触れるとそちらを向いて口を開け、乳首が口の中に入ると加えて吸い付き、母乳を飲むという一連の反応が引き出されます。

つまり、赤ちゃんは、哺乳反射が備わっていることで、生まれたての頃から母乳を飲んで生きるために必要な栄養を摂取することができるのです。

一方で、哺乳反射が正常に機能しなかった場合は、命の危険にさらされることになります。

スポンサーリンク

哺乳反射の種類と出現時期・消失時期

哺乳反射には、①探索反射、②捕捉反射、③吸啜反射、④嚥下反射の4種類あります。

ただし、探索反射と捕捉反射を区別せず「探索反射(口唇探索反射、ルーティング反射)」として説明することもあります。

哺乳反射1:探索反射

探索反射とは、物が唇やその周辺に触れた場合に、触れた物の方向に顔を向けて口を開ける原始反射です。

ルーティング反射や口唇反射とも呼ばれることがあります。

探索反射は、目がほとんど見えない状態でお母さんの乳首を探すために必要です。

探索反射の出現時期と消失時期

  • 出現時期:在胎28週
  • 消失時期:生後3ヶ月~5ヶ月

哺乳反射2:捕捉反射

捕捉反射とは、探索反射で探し当てた物(唇やその周辺に触れた物)を口にくわえる原始反射です。

探索反射に続いて出現する反射で、お母さんの乳首をくわえて母乳を飲む準備をするために必要です。

捕捉反射の出現時期と消失時期

  • 出現時期:在胎28週
  • 消失時期:生後3~5ヶ月

哺乳反射3:吸啜反射

吸啜反射とは、捕捉反射で口にくわえた物に吸い付く原始反射です。

読み方は「きゅうてつはんしゃ」です。

吸啜反射は、お母さんの乳首に吸い付いて母乳を分泌させるために必要です。

吸啜反射の出現時期と消失時期

  • 出現時期:在胎28週
  • 消失時期:生後5ヶ月~6ヶ月

哺乳反射4:嚥下反射

嚥下反射とは、口の中に流れ込んだ液体を飲み込む原始反射です。

読み方は「えんげはんしゃ」です。

嚥下反射は、吸啜反射によって分泌されて口内に流れ込んだ母乳を飲み込むために必要です。

嚥下反射の出現時期と消失時期

  • 出現時期:在胎28週
  • 消失時期:生後5ヶ月~6ヶ月

スポンサーリンク

赤ちゃんが母乳を飲まない原因は哺乳反射(原始反射)?

赤ちゃんが母乳を飲まない原因は、乳頭混乱、母乳の味の変化、乳首にうまく吸い付けないなどが多いものですが、哺乳反射の異常(出現しないもしくは弱いこと)が原因になっていることもあります。

哺乳反射が出現しないもしくは弱い場合、標準的な消失時期を過ぎても残る場合は、低体温や核黄疸(低ピリルビン血症)、先天性筋ジストロフィー、脳の障害(中枢神経系)や成熟の遅れなどが疑われます。

いずれも深刻な後遺症を残す危険が高く、場合によっては命の危険がある病気や障害なので、早期発見と早期治療が欠かせません。

多くの場合、生まれたての頃からうまく哺乳できないといった症状が出現するため、医師が気づいて必要な治療につなげることができます。

しかし、自宅や人手不足の病院、海外の病院などで出産した場合は、症状が見過ごされて深刻な状態になってしまうケースもあるので、特に新生児のうちは、赤ちゃんの様子が少しでもおかしいと思ったら、すぐ小児科を受診させるようにしてください。

哺乳反射と押し出し反射

押し出し反射とは、形ある物(固体)が口の中に入って舌に触れると、舌で物を押し出そうとする反射です。

赤ちゃんは、母乳(液体)を飲むための哺乳反射と同時に、異物(固体)を押し出す押し出し反射も持って生まれます。

低月齢のうちは、固形物を咀嚼・嚥下する(噛んで飲み込む)力が未熟で、また、異物を誤飲するリスクも高いため、押し出し反射によって予防していると考えられています。

押し出し反射は、乳首では出現せず、哺乳反射の妨げにはならないことが分かっています。

一方で、離乳食を口に入れると出現することがあり、押し出し反射が消失する頃が離乳食を始め時だと考えられています。

関連ページ

押し出し反射(原始反射)とは?離乳食開始後に消失しない時の対応は?

まとめ

哺乳反射は、生まれたての赤ちゃんが胎外で生きていくために欠かせない機能で、正常に機能しないと命に関わります。

また、哺乳反射が繰り返し出現することで、赤ちゃんは少しずつ母乳を飲む方法を覚えていくことができますし、首すわりも促されていきます。

健常な赤ちゃんであれば、生後5ヶ月~6ヶ月頃にはすべての哺乳反射が消失し、自力で上手に母乳を飲むことができるようになっています。

ページ上部へ戻る