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乳児期の子育て

腸重積症とは?赤ちゃんの頃の原因、症状、治療法は?便でわかる?

腸重積症

腸重積症とは

腸重積症とは、腸管の一部が腸管の別の部分に入り込んでしまう病気です。

幼児期以降にも発症することがありますが、生後4ヶ月から1歳までの発症率が高く、女の子より男の子の方が2倍くらい発症しやすいことが分かっています。

腸重積症の症状

それまで元気に過ごしていた赤ちゃんが、突然、機嫌が悪くなる、痛みで激しく泣く、嘔吐するといった症状が出て、15分ほどでおさまったと思ったら、同じ症状がまた起こるということを繰り返します。

症状を繰り返すうちに赤ちゃんは体力を消耗して元気がなくなっていきますし、嘔吐による脱水の危険性も高くなります。

腸重積の状態が継続すると、腸管にある細い血管が破れて血液が腸の中に出てしまい、血便が出ます。

最初は、便の表面に血液と粘膜がついている程度ですが、次第にドロッとした血まみれの便が出るようになります。

さらに、腸管が重なった部分が閉塞して血流が遮断されてしまい、そのまま2~3週間経過すると、血流を遮断された腸管は壊疽を起こします。

腸管が壊疽を起こすと、小さな穴があきやすくなり、そこから細菌が腹腔へと入り込んで腹膜炎を起こすことがあります。

腸重積症の原因

回腸(小腸の終端)が大腸に折り重なるように入り込むことで腸重積症になりますが、回腸が大腸に入り込む原因は解明されていません。

突発性腸重積症の場合は、風邪をひいた後などに発症しやすい傾向があることから、ウィルスの影響と考えられています。

また、腸のリンパ組織が腫れあがっている、メッケル憩室(小腸の壁が袋状になって外側に出ているもの)、脾臓組織が小腸に入り込んでいる、小腸にポリープが認められる場合などは、異常のある部分から腸重積になります。

腸重積症の治療

肛門から空気を入れる

おなかの触診、超音波検査、レントゲン検査で腸重積の有無と程度を確認します。

腸重積症と診断されると、まずは、肛門から空気やバリウムなどの造影剤を注入して圧力を加え、重なり合った腸管を元通りにする治療が行われます。

腸重積症にかかってから1日(24時間)以内であれば、この方法で約80%の赤ちゃんの腸が元通りになります。

細長い風船を折りたたんだ状態で膨らませると、空気が入るに連れて真っ直ぐになっていきますが、これと同じ原理です。

手術

一方で、腸管が元通りにならない場合や、発症から時間が経過している場合は、手術で治療することになります。

手術は、腸重積の重症度によって、折り重なっている腸管を引き出すだけで済む場合と、壊疽している部分を切り取って腸管をつなぎ合わせる必要がある場合に分けられます。

腸管を切除した場合は、2~3週間は入院することになります。

再発

腸重積症は、治療を受けても約10%は再発し、再発の原因が分からないまま何度も腸重積を繰り返す赤ちゃんもいます。

腸重積の治療後、医師からは、腸管の病気の回復と再発予防のために、絶食を勧められます。

離乳食を始めている場合、退院後しばらくは、お粥やクタクタに煮込んだうどんなど消化しやすいものを食べさせることが望ましいですが、母乳やミルクを飲んでいる場合は、治療前と同じだけ飲ませてあげて構いません。

腸重積症に気づくポイント

腸重積症は、重症化すると手術が必要になったり、腹膜炎を引き起こしたりと、赤ちゃんにとってとても負担が大きい病気ですが、初期に気づいてすぐ治療を受けさせることで、その負担はグッと減らすことができます。

ここでは、腸重積症に気づくポイントをいくつか挙げておきます。

赤ちゃんが不機嫌になる

赤ちゃんは、暑い寒い、寂しい、おなかが空いた、おむつが気持ち悪いなどちょっとしたことで不機嫌になるので、ただ不機嫌になっただけで腸重積症と結びつけるのは難しいでしょう。

あやしたり、母乳やミルクをあげたり、オムツを替えたりしても泣き止まない場合は、便秘の可能性がありますが、浣腸をしても赤ちゃんの機嫌が良くならない、もしくは、血便が出た場合は腸重積症を疑ってください。

赤ちゃんが、周期的に激しく泣く

突然、激しく泣き出し、泣き止んだかと思うと、再び泣き出すということを繰り返します。

赤ちゃんが泣くのは、腸管の一部が腸管の別の部分に入り込む際に激痛に襲われるからです。

赤ちゃんが、周期的に母乳やミルクを吐き出す

腸管の一部が腸管の別の部分に入り込むと、母乳やミルクが押し戻されるため、赤ちゃんは頻繁に嘔吐します。

赤ちゃんのおなかにしこりができている

腸重積を起こしている場合、赤ちゃんのおなかを触るとソーセージ状のしこりがあります。

このしこりは、腸重積症の一番の特徴なので、見逃さないようにしましょう。

しこりがある場合はすぐに小児科を受診します。

血便が出る

腸管が折り重なることで、腸管にある細い血管が破れて血液が腸の中に出てしまい、血便が出ます。

血便が出るのは、腸管が損傷している証拠ですから、すぐに小児科を受診してください。

受診する際は、血便が出た時間をメモし、血便のついたおむつを持参すると、医師が判断に迷わずに済みます。

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