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乳児期の子育て

先天性風疹症候群とは?原因と三大症状、治療は?いつわかる?増加原因は?

先天性風疹症候群 赤ちゃん 三大症状

風疹ウィルスは、まずお母さんに感染し、その後、おなかの赤ちゃんに感染してしまうリスクがあります。

胎内感染で風疹にかかることで生じる様々な症状を先天性風疹症候群と呼び、その多くは赤ちゃんの成長発達に深刻な影響を与えます。

このページでは、先天性風疹症候群の概要、原因、症状、感染率と発症率、診断、治療、予防方法について紹介します。

先天性風疹症候群とは

先天性風疹症候群(CRS)とは、抗体を持たない妊娠初期の女性が風疹にかかり、おなかの赤ちゃんに風疹ウィルスが体内感染することにより、赤ちゃんに生じる奇形などの症状の総称です。

先天性風疹症候群の原因

風疹ウィルスです。

妊娠中の女性が風疹にかかると、風疹ウィルスが胎盤を通して赤ちゃんに感染します。

女性が妊娠前に予防接種を受けて、体内に風疹ウィルスの抗体を持っていれば、ほぼ感染を予防できます。

しかし、日本における風疹の予防接種は、接種年齢や接種ワクチンが頻繁に入れ替わってきた歴史があり、ワクチンを接種できず風疹ウィルスの抗体を持っていない人が少なからずいます。

特に、1979年~1987年生まれの男女、もしくは、1985年~1995年生まれの男女は、他の年代に比べてワクチン接種率が低いので注意が必要です。

先天性風疹症候群の症状

先天性風疹症候群は、神経系の異常、感覚器官の障害、臓器の奇形など多くの症状を引き起こします。

主な症状は次のとおりです。

  • 低体重
  • 身体の発達遅滞
  • 目の障害:白内障、緑内障、網膜症など
  • 耳の障害:難聴など
  • 中枢神経の障害:小頭症、脳性麻痺、精神発達遅滞など
  • 心奇形:心室中隔欠損症、肺動脈狭窄症、動脈管開存症など
  • 内臓の障害:間歇性肺炎、肝脾腫、肝炎など
  • 血小板減少性紫斑病
  • 溶血性貧血
  • 大泉門の膨隆

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体内の赤ちゃんが風疹ウィルスに感染する確率と発症する確率

風疹ウィルスについては、感染しても100%症状が出るわけではないため、感染率と発症率に分けて紹介します。

胎内の赤ちゃんが風疹ウィルスに感染する確率

妊娠初期ほど感染率が高く、妊娠週数を経るにつれて減っていく傾向があります。

  • 妊娠12週まで:約85%
  • 妊娠18週まで:約50%
  • 妊娠18週以降:約40%

先天性風疹症候群を発症する確率

風疹ウィルスは、赤ちゃんに感染する時期が早いほど発症率が高く、異常や障害の程度も重くなる傾向があります。

妊娠週数と発症率の目安は、次のとおりです。

  • 妊娠4週まで:約50%
  • 妊娠8週まで:約30%
  • 妊娠12週まで:約15%
  • 妊娠18週まで:約8%
  • 妊娠18週以降:ほぼ0%

妊娠12週頃までは、感覚器官、臓器、神経系などが形成される時期なので、この時期に風疹ウィルスに感染すると、器官形成に異常をきたしてしまいやすいのです。

妊娠12週以降に感染、発症した場合の症状は難聴のみのことが多いものですが、聴力が障害される程度は高い傾向があります。

妊娠18週以降は、発症率がほぼ0%になります。

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先天性風疹症候群の診断

風疹ウイルス遺伝子を検出したり、赤ちゃんの症状を確認したりする方法がありますが、確定診断には、臍帯血や赤ちゃんの血液から風疹IgM抗体を検出する方法が用いられています。

先天性風疹症候群の治療

胎内の赤ちゃんが風疹ウィルスに感染していることが分かっても、生まれてくるまでは治療できず、経過観察するしかありません。

赤ちゃんが生まれた後は、感染の有無を改めて確認しますが、根本的に治療する方法は確立されていません。

赤ちゃんの症状に応じて、身体疾患に対しては手術治療やリハビリ、知的障害に対しては療育的関わりで対応することになります。

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先天性風疹症候群の予防

先天性風疹症候群は、一度発症してしまうと、赤ちゃんの成長発達に深刻な影響を与えてしまう上に根本的な治療法も確立されていないため、予防がとても大切になります。

抗体の確認と予防接種

最も確実な予防法は、お母さんが妊娠前に風疹ウィルスの抗体を確認し、抗体がないもしくは抗体価が低い場合は、予防接種を受けておくことです。

抗体価とは、抗体の量を示す指標のことです。

風疹ウィルスは、予防接種を受けても時間の経過とともに抗体価が減少することがあります。

また、妊娠後に確認して抗体がないことが分かっても、予防接種を受けることはできなません。

そのため、「過去に予防接種を受けたから大丈夫。」と楽観視せず、妊娠前に一度は確認しておきましょう。

外出時の注意

風疹の予防には、妊娠中に人気の多い場所に行かず、感染経路を少なくすることが大切です。

また、外出時にはマスクや手袋を着用し、帰宅後は手洗いとうがいをすることも欠かせません。

家族の協力

お母さんがいくら予防に努めていても、家族が風疹ウィルスに感染し、お母さんにうつす場合があります。

家族全員が抗体の有無を確認し、抗体がないもしくは抗体価が低い場合は、予防接種を受けるようにしてください。

衛生面でもお母さんと同じ程度の対応が求められます。

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