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乳児期の子育て

乳児ボツリヌス症とは?後遺症が残る?原因食品と症状、治療方法は?

赤ちゃん 病気

乳児ボツリヌス症とは

乳児ボツリヌス症とは、1歳未満の赤ちゃんが、ハチミツや黒糖などの食品に混入したボツリヌス菌の芽胞(菌のかたまり)を食べることで発症する感染症です。

芽胞が赤ちゃんの腸内で発芽、増殖して、ボツリヌス毒素という毒素を出すことで発症します。

ボツリヌス症には、食品の中で増殖した菌が出す毒素で発症するボツリヌス食中毒と、傷に感染した菌が出す毒素で発症する創傷ボツリヌスという類型があり、乳児ボツリヌス症とは区別されます。

乳児ボツリヌス症は、生後3週頃から生後6ヶ月頃の乳児期の赤ちゃんが発症しやすい病気ですが、1歳未満のうちは発症のリスクがあります。

生後1歳を超えると、消化器官が発達しますし、また、腸内細菌の環境が整ってくるので、ボツリヌス菌の芽胞を食べても発症しなくなります。

乳児ボツリヌス菌の症状

潜伏期間

ボツリヌス菌の芽胞を摂取してから発症するまでには、3日から1ヶ月の潜伏期間があり、発症した当初は原因が分からないことが少なくありません。

そのため、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因だと考えられることもあります。

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主な症状

ボツリヌス毒素は神経系を麻痺させる毒素で、乳児ボツリヌス症を発症すると、筋肉が左右対称に麻痺を起こして身体を思うように動かせなくなります。

具体的には、次のような症状が出ます。

  • 便秘になる
  • 赤ちゃんの元気がなくなり、泣き声が弱々しくなる
  • 母乳やミルクを飲む力が弱くなる
  • 筋肉の緊張が低下し、無表情になったり、首や手足がグッタリする
  • 呼吸筋が麻痺して呼吸不全に陥る

致死率は1~3%で、ボツリヌス食中毒や創傷ボツリヌスに比べると低くなっています。

乳児ボツリヌス症の原因

乳児ボツリヌス症は、ボツリヌス菌の芽胞が混入した食品(原因食品)を食べることで発症します。

1歳未満の赤ちゃんは、消化器官が十分発達していませんし、大腸細菌叢(腸内細菌の環境)も整っていないため、ボツリヌス菌の芽胞が腸内で発芽、増殖してしまいます。

しかし、生後1歳を超えると消化器官が発達し、腸内細菌の環境も整っていくため、ボツリヌス菌の芽胞が腸内に入っても発症しなくなります。

ボツリヌス菌の芽胞は、ハチミツ、黒糖、黒砂糖、野菜ジュースなどに混入している可能性があります。

規制やチェック体制が厳格な日本国内の食品に芽胞が混入されていることはまれで、ほとんどの赤ちゃんは、外国産の食品を食べて発症しています。

外国産=危険というわけではありませんが、外国産の食品を食べて発症するケースが多いことは事実ですから、1歳未満の赤ちゃんには、特に外国産の原因食品を食べさせない配慮は必要です。

乳児ボツリヌス症の治療

赤ちゃんが食べた原因食品、赤ちゃんの便や血液からボツリヌス毒素が検出されることで、乳児ボツリヌス症と診断されます。

呼吸筋の麻痺による呼吸不全を防止するために呼吸管理を行い、長期間続く便秘には浣腸や抗菌薬で対処します。

なお、ボツリヌス食中毒の治療で行われる、毒素を中和する抗毒素治療や抗生剤による治療は、安全性、致死率の低さ、身体への負担を考えて、赤ちゃんには行わないのが一般的です。

乳児ボツリヌス症の後遺症

後遺症はありません。

しかし、感染してから数ヶ月間は、ボツリヌス菌がウンチの中から検出されることがあり、二次感染のリスクがあります。

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乳児ボツリヌス症の予防方法

1歳未満の赤ちゃんに、ボツリヌス菌の芽胞が混入している可能性のある食品を食べさせないことが何より大切です。

また、加工食品を購入する場合には、材料に原因食品が含まれていないことを確認してください。

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