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乳児期の子育て

上皮真珠とは赤ちゃんの歯?原因と治療法は?新生児歯・魔歯との違いは?

上皮真珠

生まれたての赤ちゃんの歯ぐきに、白くてふっくらした歯のようなものがあったら、上皮真珠かもしれません。

上皮真珠は、赤ちゃんの病気や症状の中でもあまり知られておらず、見つけると「乳歯の生え方に悪影響を及ぼすのではないか。」、「放置すると乳歯が虫歯になりやすいのではないか。」と不安になってしまう親が少なくありません。

また、新生児歯や魔歯と混同して、余計に心配している親も珍しくありません。

このページでは、上皮真珠の概要、原因、治療法、新生児歯・魔歯との違いについて紹介します。

上皮真珠とは

上皮真珠とは、新生児から生後数ヶ月までの赤ちゃんの歯肉(歯ぐき)にできる、白色や黄白色の粒(小腫瘤)です。

歯と違って柔らかく光沢があるのが特徴で、外見的な特徴から上皮「真珠」という名前が付きました。

粒のサイズは1~4mm程度と差があり、また複数の粒が並んでいることもあります。

上皮真珠ができやすい場所と数

上皮真珠ができやすい場所は、次のとおりです。

  • 上あご(特に前歯が生える位置)
  • 臼歯(奥歯)が生える位置

上あごの中でも、特に前歯が生える部分にできやすく、前歯の付け根から唇側にかけて集中してできる傾向があります。

臼歯が生える位置にできる場合は、前歯部分よりも数が少なく、まばらなことが多いものです。

上皮真珠の発生率

上皮真珠は、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる頃は100%の確率でできており、新生児期~生後1ヶ月頃までの間も約80%の確率で残っています。

ただし、歯肉の中にわずかに見える程度のことが多く、気づかないことも少なくありません。

上皮真珠の原因

赤ちゃんの歯は、お母さんのおなかの中にいる頃に歯ぐきの中で形成されます。

通常は、胎生5~6週頃になると、まず、乳歯が生える部位に上皮の帯(歯堤)ができます。

そしてその後、歯胚(歯と歯周組織の元になるもの)の発育が進むにつれて、歯堤が退化・吸収されて消失していきます。

ところが、歯堤がうまく退化・吸収されずに残り、それが角質化してひと塊になって歯ぐきに残ることがあります。

これが上皮真珠です。

見た目から歯と勘違いされやすいものですが、歯が形成される過程でできた組織であり、歯ではありません。

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赤ちゃんの乳歯はいつから何本生える?順番や生え方は?

上皮真珠の治療法

上皮真珠は、ほとんどの場合は、乳歯が生え始める生後6ヶ月前後までに自然に消失するので、治療は必要ありません。

少しずつ小さくなって消失するので、気が付いたらなくなっていたということも多いでしょう。

自然に取れることもありますが、飲み込んでも身体に影響はありませんし、上皮真珠の痕も自然に治ります。

ただし、無理やり剥がそうとしたり、触ったりすると、大きな傷ができて雑菌が侵入するリスクがあるので控えてください。

なお、「上皮真珠があると、歯並びが悪くなる。」と心配するお父さんお母さんは少なくありませんが、単なるうわさで会って事実ではありません。

また、上皮真珠は歯ではないので、「上皮真珠があると虫歯になりやすい。」というのも正しくありません。

上皮真珠と新生児歯(魔歯)の違い

上皮真珠と勘違いしやすい症状に、新生児歯(魔歯)があります。

新生児歯(魔歯)とは

新生児歯(魔歯)とは、出生時に生えているか、生後2ヶ月以内に生えてきた乳歯のことです。

新生児歯(魔歯)は、通常の乳歯に比べて歯の構造が不完全で、色は茶色がかっており、歯の表面がデコボコでザラザラしています。

また、エナメル質も通常の乳歯よりもろい上に、歯の根っこも未熟で、グラグラ揺れたり自然に抜けたりしやすいものです。

先天性歯(魔歯)の出現率は、約0.05%(1000人に2人程度)です。

乳中切歯(下あごの前歯)が生えることが多いですが、乳犬歯や上あごの前歯が生える赤ちゃんもいます。

新生児歯(魔歯)によって舌に外傷や潰瘍ができたり、お母さんのおっぱいが傷ついたりする時は、葉の先を丸く削る治療を行うことがあります。

上皮真珠と新生児歯(魔歯)の違い

上皮真珠は歯が発育する過程でできた細胞の一部が残ったものですが、新生児歯(魔歯)は乳歯や過剰歯が早く生えてきたものです。

つまり、上皮真珠は「歯」ではなく、新生児歯(魔歯)は「歯」という違いがあります。

出現率は、上皮真珠が約80%で、新生児歯(魔歯)が0.05%です。

また、上皮真珠は放っておいても赤ちゃんの身体や成長に影響はありませんが、新生児歯(魔歯)は赤ちゃんやお母さんの身体に悪影響を及ぼすリスクがあり、治療が必要になる場合があります。

まとめ

上皮真珠について紹介しました。

生まれたての赤ちゃんや約80%に見られる症状なので、見つけても心配することはありません。

むしろ、低月齢のうちにしか見られない貴重なものなので、一度は見ておくと思い出になるはずです。

一方で、上皮真珠だと思っていたら新生児歯(魔歯)だったというケースも少なからずあるので、両者の違いを確認し、判断に迷う場合は小児科を受診して確認してもらいましょう。

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