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乳児期の子育て

フロッピーインファント(低緊張児)とは?原因と症状、治療方法は?

赤ちゃん 病気

フロッピーインファントという言葉を知っていますか?

フロッピーインファントは、筋肉の緊張が低下している赤ちゃんのことで、低月齢のうちから通常の赤ちゃんとは違った特徴が見られます。

このページでは、フロッピーインファントの原因、症状、特徴、治療について紹介します。

フロッピーインファント/低緊張児/フロッピーベビーとは

フロッピーインファントとは、筋肉の緊張が低下して柔らかくなった赤ちゃんのことです。

フロッピー(だらっとした、ぐにゃっとした)とインファント(乳幼児)をつなげた言葉で、日本では、「低緊張児」や「フロッピーベビー」と呼ばれることもあります。

フロッピーインファント(低緊張児)の症状

筋肉の緊張が低下して柔らかくなり、正常な発達をしている赤ちゃんには見られない、ぐにゃっとした姿勢になります。

首すわり、寝返り、お座り、ハイハイ、立ち歩きといった発達面での遅れがあります。

また、唇が割れている、おへそにヘルニアがある、手足の指が1本多いか少ないなど、身体の一部に奇形が見られることもあります。

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生後1ヶ月頃のフロッピーインファント(低緊張児)の特徴

フロッピーインファント(低緊張児)かどうかは、低月齢の頃から分かることが多いものです。

ここでは、生後1ヶ月頃の健常な赤ちゃんとフロッピーインファント(低緊張児)の特徴を比較してみてみましょう。

ただし、運動発達は個人差があるので、紹介している内容が必ずしも生後1ヶ月で表れないこともあります。

生後1ヶ月頃の健常な赤ちゃんの特徴

健常な赤ちゃんを仰向けもしくはうつ伏せに寝かせたり、座らせたりした場合、次のような状態になります。

仰向け

頭を左右の一方に向け、非対称性緊張性頸反射(顔側の腕と足を伸ばして、顔と反対側の腕と足を曲げる原始反射)が起こります。

顔側の手を顔や口元に近づけたり、足を持ち上げようとしたりすることもあります。

うつぶせ

両ひざがお腹に付くくらい足を曲げて身体を丸め、お尻の位置が高くなります。

また、身体を丸めてお尻を上げた影響で頭に体重がかかり、顔を左右の一方に向けたまま、逆方向に向きなおることができなくなります。

床を膝でこするような動きを見せる動きを見せることもあります。

座る(親に支えられて座った姿勢になる)

重力に逆らって身体を支えるだけの筋力がないので、骨盤は後ろに傾き、身体は丸まって、頭は前に垂れます。

生後1ヶ月頃のフロッピーインファント(低緊張児)の特徴

一方で、フロッピーインファント(低緊張児)を仰向けもしくはうつ伏せに寝かせたり、座らせたりした場合、次のような状態になります。

仰向け

健常な赤ちゃんよりも真横を向く一方で、顔側の腕と足はあまり曲がりません(非対称性緊張性頸反射が弱い)。

また、両手両足が異常に外側に開いていることや、動きが乏しいことも特徴です。

うつぶせ

身体はほとんど丸まらず、両手両足は外向きになっており、お腹が床に貼りついたような状態になります。

顔は左右の一方を向きますが、健常な赤ちゃんよりも真横を向きがちです。

座る(親に支えられて座った状態になる)

健常な赤ちゃんに比べると、より骨盤が後傾し、頭も垂れます。

両肩を持ってあげると、頭を上げようと頑張りますが、顔は横を向いたままで、頭を上げることも困難です。

フロッピーインファント(低緊張児)の原因

フロッピーインファントの原因は、染色体の異常や、脳、脊髄、末梢神経などの病気です。

フロッピーインファントを引き起こす病気には、先天性ミオパチー、重症筋無力症、筋ジストロフィなどがあります。

先天性ミオパチー

先天性ミオパチーとは、生まれてすぐから乳児期早期に発症する、発達や発育の遅れ、筋力の低下や筋緊張の低下を主な症状とする病気です。

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重症筋無力症

重症筋無力症とは、末梢神経と筋肉のつぎ目で、自己抗体によって筋肉側の受容体が破壊されることで起こる免疫の疾患です。

主な症状は、全身の筋力の低下と疲れやすくなることです。

重症化すると、呼吸筋が麻痺して呼吸困難に陥ることもあります。

筋ジストロフィー

筋ジストロフィーとは、骨格筋の壊死と再生を主な症状とする遺伝性の筋疾患です。

主な症状は、骨格筋が障害されて運動機能に障害が起こることですが、関節の変形、呼吸機能の障害、燕下機能の障害などの障害を合併することも多い病気です。

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フロッピーインファント(低緊張児)の治療

フロッピーインファントを引き起こす異常や病気はたくさんあるため、まずは、原因を突き止めて、原因となる異常や病気に対する治療を行うことになります。

採血により、血中に含まれる酵素や乳酸などの値を調べたり、頭部MRIを実施したりする他、染色体や遺伝子の検査を行うこともあります。

ただし、重症筋無力症以外については、現時点では根本的な治療方法は見つかっていません。

赤ちゃんの様子を絶えず観察しながら、運動機能の発達を促すためのリハビリやストレッチを行う他、呼吸障害に対する人工呼吸器の使用、栄養管理などが行われています。

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